シブトラミン(Sibutramine。ジブトラミンとも。販売名MeridiaR(メリディア)、ReductilR(リダクティル))は、脳内の神経細胞によるセロトニンおよびノルアドレナリンの取り込みを阻害することで、脳内セロトニン濃度を上昇させて食欲を減退する医薬品である。日本においては、2007年11月に製造販売承認申請される予定である。
食餌療法とともに本薬を半年間継続的に服用することで、約6kgから10kg弱の体重減少が観察されることが報告されている。なお、プラセボ群では約1kgから約5kgの体重減少が観察されている。詳細は参考文献を参照のこと。一方、シブトラミンはその薬理作用の関係で、モノアミン酸化酵素阻害薬のような、セロトニンの分解を阻害する薬物との併用は禁忌であることはもちろん、SSRIなどの神経細胞のセロトニンを再取り込みを阻害する薬物、あるいはSNRIのようにセロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害する薬物との併用も警戒を要する。したがって、うつ病のような、これら薬物の投与を受けている可能性がある疾患を抱えている人は、医師に相談した上で使用の可否を考える必要がある。なお、Meridiaの製造販売元であるアボット・ラボラトリーズ社は、本薬の添付文書において、摂食障害の人や他の中枢神経に作用する痩せ薬(フェンフルラミンやリモナバンなど)、モノアミン酸化酵素阻害薬との併用は禁忌である旨記述している。そのほか、前述の理由によりSSRIやSNRIとシブトラミンの併用にも注意しなければならない。また、シブトラミンの投与により高血圧や心拍数上昇が発現することも注意喚起しており、これらに関する基礎疾患を有する人も服用前に医師に相談するのが良い。
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